幼児期から英語を学ぶことが必要な理由
3.小学3年生から英語が必修化するから
新しい小学校学習指導要領が、2020年度から全面的に実施されています。実施に伴い、3年生から英語教育がスタートし、5~6年生は教科として週に2コマ程度の英語授業が導入されたため、小学校で英語に触れる時間はおよそ3倍に増えました。
また英語教育の重要性が問われるなか、小学校での英語教育は今後さらに強化されることが予想されています。
多くの親にとって小学校に入学した後に、子どもが英語学習で出遅れを取らないかは不安要素のひとつです。
実際には小学校入学時レベルの英語力の差であれば、後から取りもどすこともできます。しかしスタートラインでほかの子と差があったばかりに苦手意識を持ち、英語嫌いになってしまう子がいるのも現実です。
子どもがスタートラインで出遅れないためにも、苦手意識をもって英語嫌いにならないようにするためにも、幼児期から先取りして英語に慣れ親しんでおくことは重要です。
4.多様性への理解力などこれからの社会に必要な力を育めるから
人は成長するにつれ、さまざまなことについて意識を持って考えるようになります。しかしそのようななかでも、無意識で行っている言動や根本的な考え方は大人になっても残ることがほとんどです。
たとえば、ほかの人に対する偏見や差別などがその一例です。このような潜在的な感覚は、自分自身でも気付かないうちに身に付けているケースが多く、そもそも幼少期の環境や経験などが大きく影響するとされています。
潜在的な感覚は大人になっても残るため、それを左右する幼少期の教育は非常に重要です。
英語は英語圏の人々とコミュニケーションを取る際に役立つものです。
しかし英語学習の目的は、コミュニケーションを取るための手法を学ぶことだけではありません。英語の背景にある歴史や文化を知り学習し、理解する機会にもなります。英語学習を通して他国の歴史や異文化への理解を深めることで、特定の価値観や考えにとらわれずに偏見や差別もなく多様なことを寛容に受け入れられる力を養うこともできるのです。
さらに幼少期に異文化と触れ合う経験を持つことができれば、単一的な文化環境で育った子どもより視野が広がり、アイデンティティの構築にもよい影響を与えます。
まとめ
子供の英語教育は早い方が、習得が早くなるのは当然です。しかし、関心がまったくない状態のときは無理やり教えるのはNG。本人にまったく意欲のない学習は効果がないどころか、英語に対するイメージを悪くしてしまうこともあります。子供が興味をもって楽しみがら学習することが重要ですね。
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